アウトプットの方法1「アウトプットとは何かを考えよう!」


勉強でなかなか難しいのがアウトプットです。
参考書を勉強して内容は覚えたはずなのに…。
「なかなかテストで点がとれない(涙)」
こんなことがあるのではないでしょうか。
そこで、今回はシリーズでアウトプットの方法を紹介したいと思います。

まずは、「アウトプットとは何かを考えよう!」です。
こんな経験はないでしょうか?
模試や入試があったときに、解けない問題がありました。それが、終わったあとに解答を見ると内容が理解できる。
「あー!こーやって解けばいいのか!」
「なんで、試験の時にわからなかったんだろう?」
こういう風に思った経験が多い人!そんなあなたは、アウトプット不足の可能性が大です!

アウトプット不足の受験生はとてもかわいそうです。なぜなら、インプットの段階ですごく努力している人が多いからです。
「どんなに努力をしても報われない」と思ってしまいます。最悪の場合、「自分は頭が悪い」とか「バカだからしょうがない」と思ってしまいます。

本当に悔やんでも悔やみきれません。

勉強のできる人とできない人の違いはアウトプットの違いです。同じ人間なのですから、能力はそれほど変わりません。ただ、アウトプットの方法を知っているのといないのでは、模試や試験で大きな点の差になってしまいます。

なぜ、大きな点の差になるのでしょうか?
当たり前なのですが、「テストで点を取るためには、自分の覚えた知識を“使って”答えを出さないといけないからです
この「使う」ができないと点が取れませんよね。

分かりやすい例を出します。武田君と上杉君に登場してもらいましょう。

武田君と上杉君は戦国小学校に通っています。新しく2年生になりました。二人はライバルです。小学校1年生の時に、足し算、引き算バトルを繰り広げました。上杉君が振り下ろした定規を筆箱で受け止めたような仲です。上杉君は武田君の給食に塩を入れたりして喜んでいました。武田君は、言われたことを何でもやる、世間的には素直でいい子です。小学校1年生の漢字は、1文字につき300回ずつノートに書き完璧に記憶しました。ミスター努力家です。対して上杉君は、武田君に比べると少し努力が足りません。物思いにふけるメルヘンチックなところがある子です。1年生の漢字では、頑張って記憶するのですが、「一と二、三ってなんか関係があって面白いなー」とか「山はポコポコしている山の形なんだー」などと余計なことを考えてしまう癖があります。なので、テストではどうも武田君に勝てませんでした。

そんな、2人は2年生で掛け算を習うことになりました。
ここで、武田君は驚異の能力を発揮します。「いんいちがいちいんいがに…」ととんでもないスピードで、暗記していきます。「1×1=1~9×9=81」をノートにそれぞれ300回ずつ書くという離れ技を披露し、あっという間に暗記してしまいました。「こんだけ書くとペンダコができちゃって…てへ!」が口癖でした。先生の前で、九九を息継ぎなしで発表したときは、クラス中から拍手喝采です。
「武田君、肺活量半端じゃねー」
「鉛筆握りすぎて3本おったらしぜ!」
など、クラス中の噂です。

一方で、上杉君はマイペースです。九九を覚えるときもいろいろと考えてしまいます。
「さんいちがさん、さんにがろく…。あ!さんの段って1つ進むごとに3ずつ増えるんだ…。じゃー4の段は、5のだんは…」とか
「6×7と7×6は答えがおなじだぞ!すごーい!」とか
「掛け算って、5×4だったら、5が4個あるって意味なんだー。だったら、4が5個あっても同じになるの?」
などです。当然、スピードはおそいです。しかも、上杉君は、物思いにふけっているときに、ぼーっとしているので先生にたびたびおこられたりもしていました。なんとか九九は暗記しましたが、武田君のような離れ技はできませんでした。

そして、ついに二人のテストバトルがやってきます。
~第1回 川中島(地獄の掛け算九九テスト)~
「テスト 九九をすべて埋めなさい。
1×1から、9×9が書いてあるドリルをすべて埋めるテストです。」

武田君の鈍器のようなペンダコがうなります。対して上杉君はマーベースです。
武田君…45秒 100点
上杉君…5分  95点

上杉君、武田君にまったく及びません。

~第2回 川中島(混沌の掛け算九九テスト)~
「テスト 九九をすべて埋めなさい。
1×1から、9×9が書いてあるドリルをすべて埋めるテストです。ただし、順番はランダムです」

1回目ほど武田くんに勢いがありません。実は、武田君は順番で覚えていたので、ランダムに出されると思い出すのが大変です。
対して上杉君のペースは変わりません。ただ、鉛筆をへし折る武田君の握力は、自力の強さを物語っています。
武田君…2分 100点
上杉君…5分  95点

普段の努力の差が出たようです。

~第3回 川中島(文学的掛け算九九テスト)~
「テスト 文章題にこたえなさい。
うさぎさんと、ぞうさんと、かばさんにりんごを5個ずつわたしました。全部でリンゴを何個渡しましたか?のような問題です。」

上杉くんは、「掛け算って、5×4だったら、5が4個あるって意味なんだー。」を思い出します。
なのでどうってことありません。武田君はここで詰まります。しかし、文章を一生懸命よみなんとか答えます。
武田君…5分 95点
上杉君…5分 95点

ここで、武田君に痛恨のミス!今までの100点神話がくずれます。一方上杉君はマイペース、しっかりと時間内に仕上げました!

~第4回 川中島(規格外の掛け算九九テスト)~
「テスト 計算しなさい。
もはや九九ですらありません。9×12とか4×16とか4×4+3×2とか、」

上杉君は、今までの全知識をつかって検討します!9×12は9が12個!だから…。
武田君にはもう意味が理解できないようです。
武田君…リタイア
上杉君…5分 95点

上杉君大善戦です。対して武田君はどうにもなりません。

~第5回 川中島(最終決戦!地獄の期末テスト)~
「テスト 今までの総合問題」

上杉君にはわからない問題はありません。ただ、時間内に解くことに苦労します。いつも5点を計算ミスで失っていたので、しっかりと見直しをしてほしいです。
武田君は、最初の計算問題は鬼人のごとき解きっぷりでしたが、後半は武田神社のご加護を祈るより他ありませんでした。
武田君…75点
上杉君…98点

上杉君最後までがんばったようですが1問ミスがありました、「おしい!」
武田君は努力はしましたが、アウトプットができなかったようです。全体で中の上の順位でした。

武田君と上杉君の違いは、アウトプットの違いです。確かに九九を覚えることに関しては、武田君は完璧です。
ただし、少しひねった問題を出されると全く手が出なくなってしまいます。
対して上杉君は外目ではぼーっとしていながら、彼の頭は「掛け算の本質」をとらえるべくフル回転していました。その結果、「九九を覚えるだけでなく、掛け算とはこういったものだ」といった本質を理解できました。なので、ひねった問題を出されても何とか応用ができたのです。

上杉君はいわゆる「頭の良い子」です。このまま努力をつづければ、中学校以降の内容もついていき、それ以降も良い成績を収めるはずです。持ち前のバイタリティーでやっていけます。
対して武田君は中学校以降問題が抽象的になっていくにつれ、だんだんと努力ではどうにもならなくなってしまいそうです。

武田君にアウトプット神は舞い降りるのでしょうか?

→つづく


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